アメリカやヨーロッパの国々ではクイックコマース (Qコマース) が人気を集めており、最先端の物流システムとして世界中から高い関心が寄せられています。
クイックコマースとは、商品を注文してからわずか10分~20分程度の短時間で届ける次世代型の配送サービスです。取り扱う商品ジャンルは食品や日用品がメインで、今すぐに必要とする多彩な商品をスピード重視で、自宅などの指定した場所に届けます。クイックコマースは日々多忙の現代人のニーズにもフィットしていることから、日本国内の食品業界・物流業界でも「新しいタイプのECトレンド」として注目される存在となりました。
この記事では、クイックコマースの仕組みやメリット・デメリット、ネットスーパーとクイックコマースとの違いについて解説します。
記事の後半では日本国内におけるクイックコマースサービスの事例も紹介していますので、ぜひ最後までお読み下さい。
目次
クイックコマース(Qコマース)とは|基本的な仕組みと事業課題
クイックコマース(Qコマース)は欧米諸国だけではなく、近年はインドや韓国など、アジアの国々でも大きな注目を集めています。ECサイトで商品を注文する場合は、宅配便による配送で最短翌日から数日かかりますが、クイックコマースではスピード重視で、必要な商品をその日のうちに短時間で届けることができます。
ここでは、クイックコマースの仕組みや世界のクイックコマース市場の現状について見ていきます。
クイックコマースとは?
食品や日用品などの商品を、注文が確定してから指定した場所に10分~20分程度の短時間で届ける配送サービス。
クイックコマース (Qコマース) の「クイック」 (quick) とは、英語で「素早い」「即座の」「迅速な」「短時間の」という意味で、「コマース」 (commerce)とは「通商」「貿易」「商業」の意味を表す英語です。
2020年の世界のオンライングロッサリー (食料品・日用品・生活雑貨) の市場規模は、約22兆8,000億円でした。2027年には、「約63兆4,000億円 (米ドルに換算すると約5,507億ドル) にまで達するであろう」と予測されています。この数字を2020年と比較すると、3倍近くにも増加する見込みとなります。
クイックコマースの基本的な仕組み
商品の注文を請けた直後に倉庫スタッフがすぐにピックアップして、配達専門のスタッフが注文の品を指定された場所にスピーディーに届ける仕組みです。
商品管理には、小規模な配送拠点「ダークストア」と呼ばれる専用の倉庫が使われています。配送拠点に倉庫を完備しておくことで特定のエリアをターゲットとして、食品や日用品など、日常生活の中でニーズの高い商品を取り揃えて商品管理を徹底しています。
「ダークストア」について詳しくはこちら
クイックコマースの現状課題
ガソリン価格の高騰などの事情による配送コストの高さ、配送スタッフの人材確保、対応エリアが首都圏や大都市など一部の地域に限定されるといった多くの問題点を抱えています。
多様な課題を抱えながらも、他の配送システムにはないクイックコマースならではのスピード感や、利便性の高さが大きな利点であるため、首都圏や都市部を中心に対応エリアが順次拡大されています。
ネットスーパーとクイックコマースの違いは?
ネットスーパーとクイックコマースは双方とも「インターネットやスマートフォン専用のアプリを活用して必要な商品を注文して配送してもらえる」という点では共通しています。
しかし、基本的な仕組みや配送サービスの内容にはそれぞれ大きな違いがあります。
配送スピードの違い
【ネットスーパー】最短で数時間後~翌日に商品が届く
【クイックコマース】最短で10分~20分後に商品が届く
ネットスーパーとクイックコマースの大きな違いは、商品の注文が確定してから届くまでの配送スピードです。
とくに急を要するほどではなく、計画的に商品を購入したい場合はネットスーパーで注文して、即時に商品を必要とする場合はクイックコマースを利用するなど、臨機応変に使い分けるのがおすすめです。
配送の仕組みの違い
【ネットスーパー】デパート・スーパー・コンビニ各店舗から、ユーザーが注文した商品を直接配送します。
【クイックコマース】実店舗は持たず、専用の小規模な倉庫で商品が管理されています。注文の品を倉庫から取り出してお届け先に配送します。
取扱商品数の違い
【ネットスーパー】デパートやスーパーで販売している商品を配送します。お店によっては数千点以上の商品を取り扱うケースもあります。
【クイックコマース】小規模な倉庫で商品が管理されているため保管スペースが限られています。商品ジャンルは食品や日用品がメインで、取り扱い商品数は多くても数百点程度です。
「商品や日用品を今すぐに届けてほしい」という方にはクイックコマースが適しており、ネットスーパーは多彩なジャンルの商品を計画的に必要としている方に向いています。
盛り上がるインドのクイックコマース市場
アジアの国々でも高い関心が寄せられている中で、特にインドではクイックコマース市場が急速に発展しています。
その背景として、都市部の急速な発展や人口の増加、パソコンやスマートフォンなどの普及に加え、インターネット高速通信環境が整備されたことが挙げられます。特にインドの都市部を中心に、若年世代を中心にオンラインショッピングを楽しむ人が多く、クイックコマースのスピード感や利便性が注目されるようになりました。
インドでクイックコマース事業を展開する企業は?
インドの代表的な企業では、「Zepto」「Swiggy Instamart」などがあります。
Zeptoは2021年4月から、クイックコマースの配送サービスを本格的にスタートしました。注文確定から配送までの時間は10分以内を目指しており、商品お届けまでの平均所要時間は8分40秒という圧倒的なスピードです。
2020年8月からクイックコマースを開始したSwiggy Instamartでは、インド国内18都市を対象に食品や日用品を届けるサービスを展開しています。注文から商品お届けまでの所要時間は45分以内を目安としています。
ここまでクイックコマースの概要やネットスーパーとの違い、インドのクイックコマース市場の現状について解説しました。
クイックコマースの配送サービスを利用することで、必要な商品が迅速に届くことが大きなメリットではありますが、地方都市や田舎の地域では配送コストやインフラなどの関係もあって、普及するには至っていないのが現状です。
次ではクイックコマースに関するメリットやデメリットについて、さらに深堀していきます。
クイックコマースのメリット・デメリット|大手外資系企業や国内企業の撤退が相次ぐ理由は?
クイックコマースは通販サイトやネットスーパーよりも圧倒的なスピードで、必要な商品をすぐに届けるという点では利便性が高いです。その一方でさまざまな課題が浮き彫りになり、クイックコマース事業を徹底した企業もあります。
ここでは、クイックコマースの配送サービスによって得られるメリットやデメリット、注意ポイントについて詳しく解説します。
クイックコマースのメリット
最短10~15分、短時間で商品が届く
クイックコマースを利用する最大のメリットは、注文した商品が短時間で届くこと。
圧倒的なスピードで商品が届くことで、たとえば食事の支度中に必要な食材が足りないと気づいた時でも、クイックコマースを利用すれば最短10分~15分程度で商品を届けてくれるので、面倒な手間が省けて、料理を作る時間を短縮化できます。
注文した商品を急速に届けるために、ダークストアを完備し、ユーザーが注文した商品を倉庫から出して配達専門のスタッフに手渡し、配送専用の車両で目的地に駆け付け、最短ルートで商品が届く仕組みを徹底しています。
実店舗を必要としない
実店舗を持たない代わりに、首都圏や都市部を中心に、クイックコマースのニーズが高いエリアにターゲットを絞り込んで、ダークストアを設置し、その中で食品や日用品などの商品管理を徹底しています。
クイックコマースでは、実店舗を運営するための準備やコストは不要。来店客がもともと存在しないため、店内の飾り付けに注力する必要もありません。倉庫などの保管場所と商品管理、配送体制が整っていればサービスを提供できるため、クイックコマースを導入しやすくなります。
食品業界のEC化が進む
近年は日本国内でもクイックコマースが普及するようになり、食品業界のEC化がさらに進んできました。とくに若年世代を中心にオンラインショッピングを楽しむ人が多いこともあって、食品業界のデジタル化がさらに加速しています。
クイックコマースが普及して成功することによって、日本国内の食品業界にも新しい市場価値が創出されます。配送スピードを強みとして、従来のネットスーパーやEコマースにはない新しい付加価値をもたらすことで、食品業界全体の発展と成長にも繋がります。
クイックコマースのデメリット
利用地域が限られる
クイックコマースの配送サービスは、主に首都圏や都市部に集中しているのが現状です。注文した商品を短時間で届けるためには、配送距離が短く交通渋滞が発生しにくい地域に限定されます。さらに、クイックコマースのニーズが高いエリアでなければ事業が成り立ちません。
また、対応エリアを拡大するには、複数の拠点に倉庫を設置して配送ネットワークの整備を行うことが必須となります。そのため、地方都市や過疎化が急速に進む地域では対応が困難で、サービスの利用対象となるエリアは一部の地域に限られます。
このような課題が残されていることから、全国各地でクイックコマース事業を展開するまでには至っていないのが現状です。
在庫管理が難しい
ネットスーパーと比較するとクイックコマースでは取扱商品数が少なく、倉庫のスペースも狭いため、商品の在庫管理は簡単にできそうなイメージです。しかし、クイックコマースの最大の「ウリ」として、商品の配送スピードが重視されるため、限られたスペースの中でニーズの高い商品を効率良く配置するなど、さまざまな工夫が求められます。注文の状況によっては一時的に在庫不足になることもあれば、予測に反して在庫が過剰になるといった事態が起こることもあり得ます。
クイックコマースで取り扱われる主な商品ジャンルは食品ですが、冷蔵・冷凍食品や、果物・お肉・魚などの生鮮食品が取り扱われる場合は、新鮮さを維持して食の安全を守るための品質管理体制も重要ポイントです。具体的には、倉庫内に特殊な設備を導入して品質の劣化を防ぐなど、本格的な取り組みが必要となります。
このように、在庫管理には大きな手間とコストがかかります。
フードデリバリーサービスとの連携が必要
クイックコマース事業を軌道に乗せるためには、
・配送スピードの短縮化を実現すること
・配送スタッフの人員を確保すること
が重要ですが、それには大きなコストと労力がかかります。注文が多い時間帯には作業数が増えて配送が追いつかなくなり、配送スピードが下がるリスクもあります。
この課題を解決するためには、配送ネットワークが整備されたフードデリバリーサービスとの連携力を強化することが必要です。
配達員の確保が困難
近年は日本国内の労働人口が大幅に減少傾向にあり、多業種と比較すると物流・配送業界に従事する労働者は減少しており、人材不足が懸念されています。
クイックコマース事業を発展させるためには、配送スタッフの人材確保は重要な課題のひとつです。
配送スタッフは常に迅速・的確な対応が求められるため、高いスキルと適応能力を身に付けて高品質なサービスを提供できるように、人材育成にも注力しなければなりません。質の高い配送スタッフを十分に確保するのが難しい場合はサービス品質が下がり、ユーザーの満足度にも大きな影響を及ぼすリスクがあります。
配達員を確保するための施策のひとつである「賃上げ」を実現するためには、配達料金の値上げを検討せざるを得ません。クイックコマースサービスを展開するさまざまな企業との競争が激化している中で、配送料金が安く迅速に届けてくれるサービスをユーザーは求めています。配達料金の値上げで配送員の賃上げは実現できたとしても、配送コストが高くなることでユーザーが離脱して、他のクイックコマース事業者に乗り換える可能性も出てきます。
配送コストが高い
配送スピード短縮化を維持するにあたっては、物流ネットワークの構築や迅速な配送体制を整備することが重要です。しかし、これを実現するには高いコストがかかります。
時短配送を実現するには、複数のビジネス拠点に小規模な倉庫を設置して、多くの商品を適切に管理しなければなりません。拠点が増えれば増えるほどコストがかさみ、初期費用や運転資金が大幅に増加します。
クイックコマースの配送サービスを利用しているユーザーに、配送コストの全額を負担してもらうことで配送料金が高くなるため、事業者側でその一部の費用を負担するケースもあります。配送コストの負担が事業者側に大きくのしかかることで、長期的に収益を得ることが難しくなっており、クイックコマース事業の持続可能性が問われるところです。
日本ならではの細かい法律やルールで、大手外資系企業や国内企業の撤退が相次ぐ
日本は欧米諸国など他の国々と比較すると、食品や日用品などの商品取り扱いに関するルールや法律が厳格化されています。クイックコマース事業の市場規模は年々拡大していますが、日本特有の細かい法律や厳格なルールが原因で、日本国内の企業や大手外資系企業の多くがクイックコマース事業から徹底を余儀なくされる事例が増えています。
クイックコマース事業の撤退について具体的な事例を挙げると、以下の企業がこれに該当します。
Deliverly Hero(デリバリーヒーロー)
クイックコマース事業のグローバル展開で話題を集めてきた「Deliverly Hero(デリバリーヒーロー)」では、2022年1月に日本市場から徹底しました。
Deliverly Heroが徹底した理由のひとつとして、日本では規制が厳しいことが挙げられています。それだけではなく、クイックコマース事業のサービス品質の競争が激化してきたことや、配送コストが高いことも大きな理由です。
Coupang(クーパン)
韓国のEC大手「Coupang(クーパン)」では、2023年3月に日本市場から徹底しました。韓国では大成功を収めていますが、日本国内では苦戦する状況が続き、日本の法律に対応するのが難しいこともあり、撤退に踏み切りました。
クイックゲット
「注文してから10分で商品が届く次世代コンビニ」をモットーとしているクイックゲットでは、2019年11月からクイックコマース事業をスタートしましたが、2022年10月には業務停止しました。運用企業ではその後の資金繰り悪化にともない、翌年2023年3月に破産しました。
これらの事例から見ても、日本国内では法律や規則の関係などもあり、クイックコマース事業の持続化は難しいことがうかがえます。
ここまで、クイックコマースのメリット・デメリットについて解説しました。
クイックコマース事業から徹底する企業もありますが、日本国内では成功事例もたくさんありますので、早速見ていきましょう。
日本国内のサービス事例|OniGO、Uber Eats Market、Yahoo!クイックマート、7NOW、カクヤスEXPRESS
クイックコマースサービスは日本国内でもニーズが高まり、多くの企業が参入して良質なサービスを展開しています。同業他社との競争意識が高まってきた背景もあって、各企業ではそれぞれ異なる特色や戦略を打ち出し、首都圏や都市部を中心にユーザーの多彩なニーズに応え、満足度の高いサービスを提供しています。
ここでは、日本国内で展開するクイックコマースサービスの事例について詳しく見ていきます。
OniGO(オニゴー)
OniGO(オニゴー)は「次世代のQコマース」として注目され、「スーパーのように安い価格ですぐに届ける」ことをモットーとしています。
2025年1月末時点の主な配送エリアは、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・栃木県・山梨県・岐阜県・静岡県・愛知県・兵庫県・大阪府、各都道府県の一部の地域に対応しています。
最短15分で食品や日用品を指定の場所に配送し、地域に密着したOniGO(オニゴー)独自の戦略でユーザーのニーズにフィットしたサービスをお届けできるのが強みです。
時短で正確に商品を届けるサービスを持続化できる理由として、ダークストアの効果的な活用による商品在庫管理の業務効率化と、スピーディーな配送体制が挙げられます。配送エリア内では最短ルートを示す自社独自のシステムが採用されたことにより、スピード感のある配送サービスを提供することができます。
Uber Eats Market(ウーバーイーツマーケット)
Uber Eats Market(ウーバーイーツマーケット)は、フードデリバリーサービスでおなじみのUber Eatsの運営企業が展開しているクイックコマースサービスです。
主な商品カテゴリは食品 (青果・お菓子・冷凍食品・加工食品)・飲料・日用品です。
Uber Eats独自の配送ネットワークを活用することで配送業務の効率化を実現し、多くのユーザーにスピーディーに商品を届けます。各地域のスーパーや小売店とも連携して多彩なジャンルの商品を取り揃え、新鮮な食品をスピード重視で提供しています。
2024年イオンがUber Eatsの新型クイックコマース導入
2024年6月下旬、イオンでは新しいクイックコマースサービスの一環として、都市型小型食品スーパー「まいばすけっと」のサービスを開始することを発表しました。
イオンではフードデリバリーサービスでおなじみのUber Eatsが導入した新機能「PPP (ピック・パック・ペイ)」のシステムを初めて導入するなど、積極的に取り組んでいます。
PPPの基本的な仕組みとして、Uber Eatsの配送スタッフがユーザーから商品の注文を受けた後に、イオンの小型食品スーパー「まいばすけっと」のお店で商品代金の会計や商品選定を行い、買い物を代行してユーザーに配送する流れになっています。PPPのシステムを導入することによって、お店のスタッフを増やさなくても済むのが大きな利点です。
首都圏を中心にスタートして、今後は店舗数を増やして事業規模を拡大する見込みです。
配送サービスを手掛けるUber Eatsのスタッフにとっては、配送作業の機会が増加して報酬アップにも繋がるというWinWinの関係を構築できるのが大きなメリットと言えます。Uber Eatsの配送スタッフによる買い物代行サービスと、実店舗への来店ができるので、必要に応じて上手に使い分けることもできます。
【参照】Uber Eatsの新機能「まいばすけっと」で日本初導入
Yahoo!クイックマート
2024年8月31日をもって「Yahoo!マート」のサービスが終了し、新たに「Yahoo!クイックマート」としてリスタートしました。「Yahoo!クイックマート」は、Yahoo!ショッピングと出前館との提携による「当日お届けサービス」です。
ヤフー特有のオンラインプラットフォームの強みを活かし、食品や日用品など、ニーズの高い商品を最寄りの店舗からスピーディーに届けてくれます。購入金額に応じてPayPayポイントが貯まる特典もあります。
対応エリアは首都圏が中心ですが、北海道・東北・北陸・関東・中部・関西・四国・中国・九州の一部の地域にも配送拠点があります。
7NOW(セブンナウ)
7NOW(セブンナウ)は、セブンイレブンジャパンが運営しているクイックコマースサービスです。最短20分で注文の品が指定の場所に届きます。
7NOWのクイックコマースサービスを初めて利用する方は、「初回ダウンロード限定クーポン」が発行され、初めてのお買い物に利用できます。
主な対応エリアは北海道・東北・関東・関西・東海・中国・四国・九州の一部の地域です。
全国各地のセブンイレブンの店舗を活用することで、専用の倉庫を設置する必要がなく、他のクイックコマースサービスと比較して、幅広いエリアに対応できるのが大きな魅力です。
カクヤスEXPRESS
首都圏中心にデリバリーサービスやアルコール飲料の販売事業を手掛ける株式会社カクヤスでは、「カクヤスEXPRESS」のクイックコマースサービスを提供しています。
カクヤスの各店舗に併設された配送拠点には、フードデリバリーサービスのWolt (ウォルト) の配送スタッフが注文の品を受け取り、指定された場所に届ける仕組みです。既存のカクヤス店舗のネットワークを活用することで、商品在庫管理や配送業務の効率化を実現しています。
カクヤスEXPRESS の対応エリアは、東京都・埼玉県・神奈川県・大阪府で、今後はさらに配送地域が拡大される可能性もあります。アルコール飲料の配送が中心であることは、他社にない強みです。
ここまで、日本国内のクイックコマースサービス事例について解説しました。
上記で紹介した他にも、大手コンビニのローソンがUber Eatsとの提携を強化して、デリバリーサービスに注力し、クイックコマースサービスにも本格的な取り組みを展開しています。
卸問屋タジマヤがクイックコマースの仕入れに向いている理由
クイックコマースの市場規模は2020年以降、今後は数年間に渡って急速な飛躍とビジネス成長が見込まれています。クイックコマース事業を展開する企業にとって、スピード重視で安定的に商品の供給を実現化するには、安全性と信頼性の高い仕入れ先を選ぶことも重要となってきます。
卸問屋タジマヤではお菓子・食品・日用品などの商品の品揃えが豊富で、信頼性の高い私欲品メーカーと長年に渡る取引を重ねてきました。柔軟性と利便性も兼ね備えているタジマヤは、クイックコマースの仕入れ先として、最適であると言えます。
ここでは、卸問屋タジマヤがクイックコマースの仕入れに向いている理由について詳しく解説します。
実店舗と通販サイト (タジマヤ卸ネット) の併用が可能
タジマヤで商品を購入するには、下記の2つの方法があります。
・タジマヤの実店舗への来店で商品を購入する方法 (各店舗の営業時間内)
・通販サイト「タジマヤ卸ネット」で商品を注文する方法 (24時間対応)
実店舗のみの利用、または通販サイトのみの利用ももちろん可能ですが、必要に応じて実店舗・通販サイトを併用することもできます。
タジマヤは東京都に本拠地を置き、1都5県 (東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・栃木県・群馬県) に実店舗があります。
クイックコマース事業を展開する企業の多くが、首都圏・都市部に配送拠点が集中しています。商品の仕入れを急ぐ際にも近場にあるタジマヤの店舗を利用すれば、仕入れ・買い付けがスムーズに完結するので、利便性が高いです。
一方、タジマヤの店舗への来店が難しい場合や、店舗の営業時間外にも仕入れを行う場合は、通販サイト「タジマヤ卸ネット」をご利用いただくことで、数日後に商品が届きます。
クイックコマースはスピード感が要求されるビジネス形態であることから、配送拠点から近い店舗で直接仕入れができるのが大きなメリットです。さらに、ネット通販を利用することで各商品の特徴や価格などの内容を確認しながら、効率良く仕入れ業務を進めることができます。
急ぎの際には実店舗、時間に余裕がある時にはタジマヤ卸ネットで計画的な仕入れを行うなど、その時の状況に応じて適宜使い分けができることで、クイックコマース事業を円滑に進めることができます。
豊富な品揃え
卸卸問屋タジマヤでは、お菓子・インスタント食品・麺類・飲料・日用品など、豊富な商品ラインナップを取り揃えています。
定番のレギュラーアイテムから季節限定商品・人気商品・イベント向けの商品など、多彩なニーズに合わせた商品も豊富。そのため、クイックコマース事業を展開する同業他社との競合性が高まる中でも、満足度の高いサービスを展開できるようになります。
卸売価格で安い
クイックコマース事業では運営費用や配送コストがかかるため、商品の仕入れ価格を極力抑えることで収益化を目指しています。
タジマヤでは食品や日用品など多彩な商品を問屋価格 (卸売価格) で安く仕入れることができます。クイックコマース事業を展開する企業がタジマヤを利用することで、仕入れ単価を抑えて余分なコストを削減し、利益率を確保しやすくなります。
タジマヤでは定期的に特売やポイントセールを開催しており、このおトクな機会に仕入れ・買い付けすることで、さらにコストを削減することも可能です。
大量の在庫を保有
クイックコマースではニーズやトレンドの移り変わりが激しく、人気商品がすぐに売り切れになるケースも稀ではありません。そのため、「必要な商品が早く確実に届くこと」が鍵となります。
タジマヤでは長年の卸売り事業の経験を活かし、ニーズの高い商品の在庫を十分に確保しています。大量の在庫を保有することで、安定的に商品の供給ができます。クイックコマース事業を展開する企業がタジマヤで仕入れを行うことで、欠品リスクを軽減させて運営を順調に進めることができます。
新規事業の方も即仕入れ可能
卸問屋タジマヤでの仕入れが初めての新規事業の方でも、簡単な会員登録の手続きで即仕入れ可能です。「初めての仕入れでどんな商品を選んだら良いかわからない」といったお困り事にも、店内のスタッフが丁寧にサポートします。ネット通販の「タジマヤ卸ネット」をご利用の際には、メールフォームからのお問い合わせでご相談できます。
タジマヤでは多数の食品メーカーと取引しており、安定した仕入れルートを確保しています。クイックコマース事業に新規参入した企業にとっても、安心して利用できる環境を整備しています。
タジマヤ公式サイトはこちら
通販「タジマヤ卸ネット」はこちら
この記事では、クイックコマースのメリット・デメリット、日本国内の事例について解説しました。
今後、クイックコマースの市場規模がさらに広がることが見込まれています。
「クイックコマース事業への取り組み開始を検討している」「クイックコマースの仕入れ先を探している」という方は、卸問屋タジマヤにどうぞお気軽にご相談下さい。商品仕入れのポイントや商品選びについて提案やアドバイスもできますので、お気軽にお声掛け下さい。